今回は第3回・第4回の内容をまとめてレポートとする。
 
 まず、前回(第2回)の講義内容について補足があった。それは、Yahooは検索エンジンではなく、多くのサービスを提供する「ポータルサイト」であるということだ。Googleは検索機能に特化した検索エンジンであるが、Yahooではサービスの1つとして検索機能がある。

 
 次に、ソーシャルメディアについてまとめる。ソーシャルメディアという言葉の発端は、アメリカのオバマ大統領が選挙の為にtwitterを用いたことである。「ソーシャル(social)」とは「社会的な・公的な」という意味を持ち、マスメディアとの対比となるメディアがソーシャルメディアである。SNSが社会にもたらす影響は大きい。たとえば、ソフトバンクの孫正義氏が、会見を開かずにUSTREAMの日本語化をtwitter上で発表したことや、youtubeに投稿された尖閣諸島沖での漁船同士の衝突映像がtwitter上で拡散されたことなどである。後者に至っては、結果的に国家関係に悪影響を与えたともいえる。3.11の震災時には主に連絡手段・安否確認のためにtwitterの投稿数が通常の約1.8倍にまで上がり、twitterの価値が見直されたともいえる。2011年1月のエジプトの「アラブの春」では反政府勢力がfacebook、USTREAM、YouTube、Twitterを利用し、なんと政権打倒にまで至った。
 そんなソーシャルメディアだが、現在の日本で主流となっているソーシャルメディアは、twitter、facebook、LINEの3つである。twitterは匿名で、その人物と会ったことがなくとも交流することが出来る。facebookは名前が分かり、その人物と会ったことがある人・顔写真で分かる人との交流をすることが出来る。LINEは匿名・非匿名にかかわらず、会ったことがある人物との交流のケースが多い。twitterで交流する人々は、現実の知人や友人とは少し離れているケースが多いため、周囲の人々には相談しにくい悩みを話しやすい場として活用することができる。facebookやLINEでは、知り合いの知り合い、そのまた知り合い…といったように間接的に、多くの人々とつながることができる。
 facebookは友人とのつながりが多く、知りたいこと・正しい情報は友人が知っているとされていた。そこで検索に特化したGoogleは、正しい情報は検索によって見つけることが出来るということをアピールするために、facebookにとって代わることのできるGoogle+を開発した。しかし、検索エンジン利用者の6割が検索したキーワードで欲しい情報が見つからないと答えている。検索目的として買い物のために検索している利用者が8割、さらに買い物の参考になりうるクチコミの検索を利用者の3分の1が行っているというデータが出た。しかし、人は商品やサービスを購入する時には、安心してモノを買いたいという感情がある。そこで「何を買うのか」ではなく、「誰から買うのか」が重要になってくる。ひと昔前ではマスメディアや広告の影響によって大企業の言いなりでモノを買わされていたが、現在では検索エンジンやソーシャルメディアを通じて他の利用者の声を聞くことで、
消費者が自分の判断基準でモノを買うことが出来るということである。

 このように、人間関係もグローカル(ローカル+グローバル)の時代へと進んでいる。物理的に近い人々・精神的に近い人々・ネットを通じて知り合った人々、つまり、繋がりと出会いを大切にしていかなければならない。  


 次に、スマートフォンの普及と課題についてまとめる。ガラケーと比較したスマホの特徴として、軽量かつシンプルな操作が可能ということや、パソコン並みの処理速度を持つということが挙げられる。スマホやタブレットの出荷台数はパソコンの2倍以上もあり、年齢が40代以上の所持者も増えつつある。スマホには多彩な機能が組み込まれており、その中でも家電業界に大きな影響を与えたのがカメラ機能だ。ガラケーにもカメラ機能は搭載されていたが、スマホの普及によってさらにカメラ業界の売上の減少に拍車をかけ、2012年にはカメラの販売台数が2009年の3/1にまで激減した。今ではモバイル端末の検索数がパソコン端末の検索数を上回り、パソコン時代からスマホ時代へと移り変わり、「いつでも・どこでも・誰とでも」という3大キーワードが「今だけ・ここだけ・あなただけ」というものに変容していった。
 スマートフォンは大変便利なアイテムであり、様々なアプリも存在するが、twitterなどの自分の思考を短文で言語化するツールが普及する一方で、長文が書けなくなってしまう、文章力が低下してしまうなどの問題があるということも事実である。
 
 今後も普及し続け、必要不可欠なアイテムとなるであろうスマートフォンに、私たちがどうやって向き合っていくかを考えることが大切である